mmmiooo’s diary

家族のこと、治療のこと等について書きます

お姉ちゃん

私にはお姉ちゃんが一人いた

お姉ちゃんについて書いてみる

 

お姉ちゃんは所謂優等生だった

真面目で、先生の言う事をよく聞き、

とにかく勉強もできる子ども

後輩の憧れだったし、

先生のお気に入りの生徒だった

 

卒業式の挨拶も姉が読んだし、

卒業式の伴奏も姉が弾いた

 

小中では常にトップの成績をとり、

高校は県で一番のところに進学、

そして有名大学を卒業し、

国家公務員のいい職に就いた

 

見た目は母親譲りの美人だった

キリッとしたクール系の美人

鉛筆のような体の私にくらべたら

ナイスバディだった

 

本当に絵に描いたイイコだった

 

家での役割はというと、

良くできたママの妹役だった

ママといつも一緒、

ママの味方をし、ママに合わせる

しかし自分がないわけではない

自立もしつつ、ママにあわせ、

家の中で上手く立ち回る

 

なぜ立ち回れるか?

それはスケープゴートがいたからだと思う

 

お姉ちゃんは私を

心の底から見下していた

バカと口には出さないが、

バカにしてるのが態度に出ていた

 

数学の問題が解けない私に

「どうしてこんな簡単なものが分からないの?」と嘲笑したこともあった

 

私はお姉ちゃんについて

何も考えたくない

言い負かされるから、

何も言いたくない

お姉ちゃんの賢さが怖い

 

お姉ちゃんを例えるなら

裁判官だ

お姉ちゃんは正しさを追求する

それが辛い

正しいなら何を言ってもいいと思っている

それが怖い

 

しかしママの前では弁護士になる

ママの味方、強い味方

 

私がこの世で一番関わりたくない人間